マルオ質店の宝石鑑定資格

GIA.GG ・ FGA に関して

●宝石鑑定所の鑑定士は、FGA又はGIA.GGの、いずれかを取得していることが多い。


作成 (2005-06-03)

GIA.GG (米国宝石学会鑑定士)

Gemological Institute of America Graduate Gemologist
米国宝石学会(GIA)の教育学コースであるダイアモンド カラーストーン、鑑別、カラーストーンのグレーディングの4コースに合格後、GG試験に合格された方で、オープンコースに修了された方に、GIAより卒業証書(Diploma)が授与されます。
この卒業証書(Diploma)獲得により、世界でもっとも権威のある宝石鑑定資格者 GIA.GG と、なります。

全世界で、40,000人 日本国内で、2,500人 取得人数
(2005年03月現在)

FGA(英国宝石学協会資格会員)

Fellow of Gemmological Association of Great Britan
英国宝石学協会(FGA)の教育学コースを受講し、プレミナリーの予備試験に合格し、さらに本コースのディプロマ試験に合格した者に与えられる宝石学資格である。
世界で最も権威のある宝石学資格(FGA)である。

全世界で、8,000人 日本国内で、400人 取得人数
(2003年10月現在)



FGA.  英国宝石学協会資格会員 圓尾達三     1984年11月12日取得
GIA.GG 米国宝石学会鑑定士 圓尾達三     1982年11月29日取得
☆☆☆ 鑑定士になってから、22年経過しました。☆☆☆
全国宝石学協会 正会員 圓尾達三
GIA.AA 米国宝石学会同窓会終身会員・・・・ 圓尾達三
GIA. パールコース修了証書保持者 圓尾達三

GIA.GG 米国宝石学会鑑定士 圓尾治子     1986年10月21日取得
☆☆☆ 鑑定士になってから、18年経過しました。☆☆☆
GIA.AA 米国宝石学会同窓会終身会員・・・・ 圓尾治子
GIA. パールコース修了証書保持者 圓尾治子

GIA. ダイアモンドコース修了証書保持者・・・・・・ 圓尾華奈子   2001年03月22日取得



・・・・・・・圓尾達三 GIA.GG


・・・・・・・圓尾達三 FGA


・・・・・・・圓尾治子 GIA.GG


・・・・・・・圓尾華奈子 GIA.ダイアモンドコース修了証書







□.これからFGA試験を受けられる皆様にとってこのアドバイスがお役に立てたら、又、宝石鑑定士の業界が、ますます 良くなる様にと、思いながら、書きました。

FGA.英国宝石学協会資格会員になる 上級試験(デュプロマ)とは、 現在は、事情が異なっているかも、知れませんが ???
年に、1回だけの 受験が可能です。例年6月の中旬に世界各国で一斉に実施されるため ・・・・・ つまり、不合格の場合は、来年まで、待たなければ受験出来ません。 試験は、 2日間 です。 しかし、この試験は、過酷です。昔も、現在も、あまり変化が無いと思われます。
私の受験した時期は、 合格率は低くかった、らしい???

前日の筆記試験は、3時間 3時間の 2回に分けてある(合計 6時間)ハズです。
○× では、無く 全部記述式です。 私の時代は、A4のレポート用紙 20枚書く様な量で、しかも、鉛筆で無く、ボールペンでの記入だった。 鉛筆の場合は、消しゴムで、やり直しが、ききます。ボールペンの場合、やり直しが出来ません。・・・・ 図は、鉛筆書き出来たようだ ??????
考えながら書く事は、不可能です。 覚えている事を全部書くだけです。 多分 受験者で、完璧に暗記している人だけが、合格するという過酷な試験です。

2日目は、実技の宝石の鑑別です。
これも過酷です。 完璧に理解している人だけが、全部の答を書けます。 しかし、時間の足りない受験生が多いので、鑑別試験終了間際には、殺気が、ただよいます。
・・・・・ 私は、実技の宝石の鑑別試験の時に、早く鑑別が出来ましたので、時間が余ってしまったと言う状態だったのです。 そして、試験の最中に、鑑別の道具を、カバンに、収納(後片付け)したのです。 他の受験者から見ると、受験途中で、あきらめた人と、見られたハズです。
なぜならば、 1度見た石は、2度目は、見ることが出来無いと言う過酷な試験です。 全員に、公平に見る機会を与えると、言う理由です。
もうテスト石を見ることも出来無いので、仕方無く、帰る準備をした訳です。
多分 テスト石全部の回答が無いと、合格しません???

石の鑑別の試験の時は、色々の事情からか ??、まん悪く、太陽がサンサンと、降り注ぐ窓際の机となりました。
石の鑑別の試験の最良の位置は、暗室です。
最悪の場所でした。
・・・・・ 普通 吸収スペクトル(鑑別の決定となる。)が、見えないと言っても良い場所でした。が、私の場合は、私が、特別に自作した手作りの、器具の為、良く見えた。
但し、目には、悪いハズ ?????
その他の検査も、最悪でした。
試験が、終わった日に帰るが、
翌日に起きた時に頭の中がパニック状態となり、「試験で書かなければ ! 」と言い出す状態になった。それ位 頭の状態がおかしく、なったようだ。
まだ、試験を続けると、錯覚してしまった。

試験が、終わったが翌日から、来年の試験の準備をした。
6月の中旬から、8月下旬迄 まで、約2ヶ月間は、前 同様に、毎日 14時間勉強した。合格発表が、 8月下旬に有り、合格後は、勉強を停止した。

でも 幸い、圓尾達三は、この試験を1回で合格しました。


・・・・・ 実の所、 私が受験した20年前の時期は、GIA.GGの合格者などが、初級と、上級を一度に受験可能な時が有りました。(現在は、出来ません。)
と言う事で、圓尾達三は、3日連続で、受験をしたのです。 そして、1回で合格しました。
試験の前の1週間は、試験の最中に何事も起こらない事を神に祈りました。 若し 事件が、起これば、受験が受けられない そうすると、翌年にならないと、受験出来無いからです。 体の調子の不良も困ります。

□.FGAコース 受講料・受験料 も、多額です。
不合格の場合の 翌年の、受験料も これまた 多額です。 不合格の場合の出費は、受験料だけで無く その他にも、多額にかかります。 ・・・・・ ですので、圓尾達三は、受験の初回で、合格の為 150万円以上出費が少なくなったと、思っております。
□.「宝石鑑定士に、なるには、 家 一軒を買う程 の費用がいる。」と、言われた先生?が、いました。  ・・・・・ 実際に、その通りだと、私は思います。


□.私が、宝石の勉強を、始めた時は、未だ宝石が主力の質の担保では、無い時代でした。
未だ、宝石鑑定所の数が少ない時代です。
宝石鑑定の資格を取得する教育機関も殆ど無い様な状態でした。

□.その当時(28年前)には、将来、宝石が、主力の質の担保になるとは、思わなかった。
ので、経営者で有る 父は、宝石の勉強に、猛反対でした。
・・・・・ 教育費用が、限度を超えた経費の金額になりました。。
が、私は、無理をして、宝石の勉強を強行したのです。
数年をかけて、宝石鑑定士の資格を、取得しました。
□.話は、変りますが、
土地バブル景気が、やってきました。
バブル(平成02年がピークです。)に、向かって、高級品が、売れ始めたのです。
その余波が、質屋にも押し寄せて、一躍 宝石が、売れ始めたのです。
それも、大きな石で、派手な宝飾品です。
一部のバブル成金(多分 土地の投機絡み ・・・)が、宝石を購入しました。
確かに、この時代は、高く売買されました ので、利益が有りました。
宝石の値段が、毎年 値上がりしました。
一部のバブル成金(多分 土地の投機絡み ・・・)が、バブル崩壊により、手持ちの高額宝飾品を売り始めました。
多く、処分しにきました。 ・・・・・ 処分した宝石を、買入して、すぐに、処分売りすると、利益が出ました。値下がる前に処分売却しました。
宝飾品の値下がりは、激しかったので 在庫を持た無い事としました。



☆☆☆☆☆ 宝石の時代だったので、宝石鑑定士の資格取得の費用は、全額取り戻しました。 ☆☆☆☆☆


☆☆☆☆☆ 現在の経営状態は、順調です。 ☆☆☆☆☆

今現在は、バブル時代の、大きな石で、派手な宝飾品(ダイアモンドを除いて・・・・)は、全く売れませんので、たとえ価値が有っても、質屋の担保の金額は、最盛期の価格には、なりません。

□.宝石鑑定士になれて、良かったと、今現在 実感しております。


□.現在は、ブランド宝飾品と、ブランド・バックの時代です。

・・・・・・・・・・・・・ 時代は、変化して、おります。将来は、どの様な物が質の担保になるかは、判りません ? ? ? ?


□.FGAコース 受験で合格する方法は、良く勉強する事です。
一応、有りますが、他人には、教えません。 この方法を用いますと、70%の確立で、合格します。
・・・・・ その他のことで、上記以外のことで、アドバイスは、「お金」「時間」「良き先輩」「良き友人」がいないと、合格は、しません。

□.教科書を1回読むだけで、2日かかる、しかも、試験に合格するためには、最低 教科書を丸暗記する必要が有ります・・・・6ヶ月かかるでしょう。
□.2〜3回受験に失敗して合格をあきらめた人も、多いハズです。

□.私が、GIA.GGに、合格した 3ヶ月後に、FGA.英国宝石学協会資格会員になる 上級試験(デュプロマ)の準備をしました。
上級試験(デュプロマ)を、受験準備には、時間的に不足していました。 1年4ヶ月しか、余裕が、有りませんでした。
又、初級と、上級を受験する為、覚える容量が、2倍となってしまったのです。 一応、上級の受験の準備までしました。
が、試験の2ヶ月前に、急遽 初級のみ合格するすれば良いと考えて、上級の試験は、翌年に合格すれば、良いと言う考えになりました。 (上級の試験は、予行演習として、翌年の準備として、テストを受ければ良い 合格しなくても、良い ・・・・・ 自然と、気持ちが楽になりました。)
・・・・・ でも、両方共、合格したのです。
・・・・・ 多分 1年4ヶ月の間 毎日 14時間勉強した事(商売で、自動車の運転が出来ませんので、時間が出来たラシイ)が、合格につながったと、思います。


最後に、全国宝石学協会に、心から感謝いたします。




トップページへ